FW:最後のマンガ展より



ネタバレ。
このエントリーは、最後のマンガ展 に行くつもりの人は読まないほうがいいです。








先日は「最後のマンガ展」に足をお運びくださいましてありがとうございました。
すべてを描き終えて、「最後」の意味はどうやら、「心の中心にあるもの」で、つまりは「今」ということだと気がつきました。
いつも「最後」を心に置いて生きることが、人を強くし、やさしくするのでしょう。

「 ***のところ 」
――― あなたの心にあるその場所が、これからもあなたに日々を生きる強さと、やさしさをもたらしてくれますように。

井上雄彦
 


最後のマンガ展は平日でも混雑していて、30分ほど並びました。
並んでる最中に赤バック武蔵のポスターのQRコードアクセスすると
「あなたの最後に帰る場所を教えてください」というメーラー
立ち上がります。


会場の最後に寄せ書きみたいに貼り付けてたりするのかな、
タグクラウドみたいに投影されてたら、それはそれでいいかも。
とか思って送ったのですが、会場にはなにもありませんでした。


で、翌日に送られてきたのが上のメールです。
本当に泣きそうになりました。
導線設計が見事だとか、あえてメールなのがいいとか、確かにそうなんですが
そんなことを超えて、単純に物凄く、心を揺さぶられました。
会場にあった最後の1枚と重なって。




今もたまに見返すけれど、涙が出てきます。
やっぱり
井上雄彦は、なんて素晴らしい表現者なんだろう。