分散コンピューティング:PS3を新薬研究に

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は米スタンフォード大学と組み、新ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」をがんやアルツハイマー病の新薬研究に活用する。国内外のPS3所有者がインターネットに接続すれば、同大学の研究に参加できる。スーパーコンピューター並みのPS3の能力を膨大なデータ処理が必要な先端分野に生かす。PS3は国内は11日に発売。米国では17日に販売が始まる。

 対象の研究は人間のたんぱく質構造を解析して病気の特効薬を探す。SCEが近く、PS3の利用者がネットにつないで解析専用ソフトをダウンロードできるようにする。ゲームをしていない時間でもネットにつないでおけば、それぞれの端末が解析作業に参加する。 07:00



もう6〜7年前になるだろうか、Oracle Worldで、久夛良木SCE社長が、PSによるグリッドコンピューティングの話をしていた。
「もういくつか先のPSでは、超高速回線で繋がれた世界中のPSが繋がることにより、ペタフロップス以上の処理能力をもつ電脳ネットワークができる。これは、人間脳を超える存在の誕生を意味する」
というような内容だった。


ニューロマンサー」「スカイネット」「マトリックス」「攻殻機動隊」「ループ」
second lifeGoogleに代表されるように、ここ半年、急速に新世界形成のスタートが切られた感じがする。


でもそうなると今度は、近年はもう十分すぎるとしてプライオリティが低くなっていた、インフラの重要論が復活するのが面白い。