涼宮ハルヒ:ついにMainichi Interactiveにまで

涼宮ハルヒの憂鬱


ライトノベル界最強のスーパーヒロインが誕生した。その名は涼宮ハルヒ。世界の運命をも握る美少女女子高生が、宇宙人、未来人、超能力者を巻き込んで、超ハイテンションな高校生活を送る物語だ。谷川流(ながる)さんの原作、いとうのいぢさんのイラストで人気を呼び、今年4月のアニメ放送で一気にブレークした。全国ネットの放送でなくとも、インターネットで話題を振りまき、原作本やDVDは品切れ、テーマ歌も相次いでオリコンチャートトップ10入りするなど、まさに独走状態。



今年最大のバイラル成功事例として、Web進化論と並びかねない勢いのアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱
ついにはMSN毎日インタラクティブの記事にまでなった。


徹底的なディテールとシナリオへのこだわりは、かたや復活が非難囂々のエヴァンゲリオンに通ずる(ような気がする。というのも、エヴァにははまったんだけど、涼宮は正直よく分からん)
この毎日インタラクティブのエントリーは、全体総括が非常に分かりやすいのだが、成功理由の通底となるのは作品への惜しみない愛情であるという。
最近仕事上でよく話題に上るのだが、バイラルコンテンツの成功は、やはり徹底的な面白さの追及と本質主義であると思う。
特に広告コンテンツは、日々の様々な制約の中で落としどころをはかるというのが日常となってしまうのだけれど、そこで踏ん張って愛情を注げるかどうかが最終的な分水嶺になる。


そういう意味で成功における属人性は今までより高くなる。
小さい組織にとっての成功機会は高くなる。




涼宮ハルヒについての詳しい考察はこちら
みたいもん!:涼宮ハルヒが起こしたYouTubeの憂鬱、ネットマーケティングの大成功例。
 ※特にエウレカとの比較が面白い
カレン四家さん:「ハルヒ」「男前豆腐」に見る、ブログ時代のヒットの条件


制作者サイドが流したといわれるYouTube

http://www.youtube.com/results?search_query=%E6%B6%BC%E5%AE%AE%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%92%E3%81%AE%E6%86%82%E9%AC%B1&search=Search




9/13追記
こんなのもある。
皆とても楽しそうで、キモオタ→ネガティブに見てしまいがちな何かを、もしかしたら越えてしまうんではないかと、ふと思った。