日本放送協会

TV番組はつまらなくなった。
最近は当たり前のようにいわれることだが、これは俺が年をとったからだけではなく、実際にそうなんだと思う。
今までの成功則をなぞって少しだけ新しいスパイスを効かせた番組、ターゲットが茫漠とした最大公約数番組を作り続けていれば、そうなるのは当たり前。


インタラクティブネットワークの進化普及がTV文化衰退の原因視されがちだが、これは言い訳に近くて、単純に変化するニーズに応えることを怠っているのだと思う。
元来、テクノロジーの進化がコミュニケーション態様の変化を生むのではなく、コミュニケーションのカタチが変わろうとする動きをテクノロジーが実現化するということだから。


で、休日に昼食をとりながら、なんとなくNHK教育の『 新感覚☆キーワードで英会話 』を見ていた。

安良城紅は一言喋るたびに腰をくねくねさせてカメラに秋波を送る。
色気づいたアメリカのティーンエイジャーみたいで面白かったんだけれど、




そうでなくてもNHKが以外と面白いことに気が付いた。
広告屋の癖で、必要なとき以外は民放を流すようにしているのだけれど、考えてみると同じように感じるころが多々あるような気がする。
視聴率の呪縛が薄いNHKだからなんだろうが、ターゲットがハッキリした番組が多い。
で、彼らは彼らなりに後が無いので、一生懸命新しいことをしようとしている。
(教条的で野暮ったいところは変わらないけど)


今後、否応なくTV番組までターゲットメディア化していくとしたら、新しいポジションを築くのはもしかしたらNHKになるかもしれない。
CSの弱小サプライヤーと違い、資金もノウハウも持っているし。
それに気付いてサーバ蓄積型放送やネット再送信を進めているとしたら、結構怖い。
サーバ蓄積型放送は、来年からもう始まろうとしている。


なんかでも広告枠を作りそうな気もする。 AdSenseなら番組提供と違って広告枠作る言い訳つきそうだし。