CFはタレント、Webは素人で

謝り美人もそうだけど、ネットでは、やはり情感をくすぐる「女の子クリエイティブ」は強い。
原初欲求に訴えかけるものだから、当たり前っちや当たり前。


で、その「女の子クリエイティブ」が効くのは、TVCFでもグラフィックでも同じで、ネットに限ったことではないです。
でもトラディショナルメディア系の広告クリエイティブは、タレントを使うことが殆どですよね。
一方でネットでうけるのは素人ものが多いです。なぜなんでしょう。


最も大きいのはコスト感の問題ですが、それだけでなく、
未だにタレント事務所に強い“流出アレルギー”とか、
クリエイティブクオリティへの不安感とか、
パターン多くて手間がかかることを要求し辛いとか、色々ありますよね。
でもこれらは全部作る側にとってのハードル。
作りやすいかどうかの問題であって、うけるかどうかの話ではないです。


CFも雑広も接触時間は15秒から長くて1分程度で、
それだけの時間で、見ている人をブランド側のストーリーに引ずり込まなければいけない。
そのためにはタレントの目ヂカラがとても効果的。
一方で、自由度とインタラクションで特別な関係になるネットクリエイティブの場合は
むしろ相手は安めのほうがいい。プチな意外さと発見があって一方的でない感じの関係。
そうするとそこにツッコマビリティの要素も入ってき易いし。


目ヂカラの典型

素人さんの典型

真ん中?





ボーっと見てるんじゃない、意識して画面と相対するパーソナルメディアだから尚更な部分があると思うんですが、果たして今後、タレントさんがネット上で色々やってくれるようになると、どうなるんでしょうね。
それはそれでちょっと期待してます。