企業規模

αブロガー、isologueの磯崎さんのnikkeibpの連載から。

電通の売上高が約1兆9000万円なのに対し、グーグルは7000億円なので、売り上げこそまだ3倍弱の開きがあるが、売上総利益(粗利)となると、電通3259億円に対してグーグル4173億円(35.6億ドル)とグーグルが上回る。さらに税引き後の純利益では、電通310億円に対して、グーグル1714億円(14.6億ドル)と、グーグルが5倍以上も大きい。

電通は広告“代理店”で、Googleは広告メディア。
広告会社は否応無くブローカー商売で成立してきたので、売上規模で他の産業界と比較はできない。
ようするに、皆が思っているほどデカい企業ではないということ。
例えば私たちがナショナルクライアント扱いするコモディティメーカーなどは、3,000億も売上があれば十分に最大手だったりする。


一方、メディア産業は、特にテクノロジーによるコスト低減作用の恩恵を最大限うけられるネットメディアは、Googleに限らず収益率が高い。
CAがOより収益率が高いのも、自社メディア比率の違いゆえ。


そもそもブローカーが壊滅しても、メディア自体が消滅することは無い。(Googlezon的不可知要素はあるが)
一昨年あたりから総合各社がメディアやコンテンツにやたらと参加をはじめたのも、将来の業態転換の可能性も含め、ここらへんが理由ではないかと。