「テレビは、日本に大量に誕生した経済的な敗者が不安を忘れるための娯楽としてのみ機能した。」のアンチテーゼとして知的成功者向けTVが出てきてもいいんじゃないか。



表題は、村上龍の「希望の国エクソダス」で予言された、2002年の日本のメディア像です。
この小説は、2002年の未来について2000年に書かれたものだけど、色々なことが予言通りになっていて、認めたくなくてもTV番組も概ねその様相を呈してきている。
バラエティ番組とパチンコ、もしくはソーシャルゲーム


でもTVのザッピングメディア機能にはそれ以外の価値があって、それは階層を限定しないものなんじゃないか。
ネットとは違うセレンディピティのカタチ。もしくはキュレーションのカタチ。
今日の夕方偶然目にしたNHKの「白熱教室JAPAN」を見ていて、なんとなく思いました。


白熱教室JAPAN : http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/
なんか凄い番組でした。深夜枠ならまだしも日曜18時(笑)


こっちは、村上龍の「希望の国エクソダス」について昔書いたエントリー
http://d.hatena.ne.jp/kikuiken/20090308/p1