AMNシングルモルト余市・ブロガーミーティング_03
エントリー1で、
「NIKKAファンになるような良い話を聞かせてもらった」と書きました。
今回のスピーカーは、ニッカウヰスキーの久光哲司さんという方でした。
ブレンダー室室長でチーフブレンダーの肩書きを持つ方です。
彼の印象に残った言葉が
「メーカーに勤めて商品を作れると言うことの嬉しさ。
実体のある物を作って喜びを感じることができるという嬉しさ」です。
久光さんからは物作りをする人の矜持を強く感じました。それが嬉しかった。
また、
彼は今回、余市にある竹鶴政孝翁の墓前に受賞報告にいかれたそうです。
竹鶴政孝翁、リタ婦人、竹鶴威現相談役という、
物を作るときに心の支えになる人がいることの喜びについても、嬉しそうに語っていました。
おそらくNIKKAの多くの人は、竹鶴翁のDNAを受け継いでウヰスキーを作っているのだと思います。
広告という仕事は、仕事に喜びを感じながらお金をもらえる数少ない仕事だ
と思っていたのですが、自分たち以外にも
マスプロダクツ(に見える)会社でも、こんな風に仕事をしている人たちがいるんですね。
例えばDDBの社員はバーンバックのDNAを強く受け継いでいるけれど、
私たちにはそんなものがなくて、それについてはNIKKAの人が羨ましかったです。
電通の人なんかは吉田秀雄のDNAを感じているのでしょうか。
そういえば以前こんなエントリーをあげてるのも思い出しました。
- 好きなことを仕事にするということ。もしくは自分の仕事が好きだということ
http://d.hatena.ne.jp/kikuiken/20080114/p1
長くなりましたが、blogger relationのヒントについて感じたことも、
ラストに書いておこうと思います。